후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,758자 · 383화면
むしろその後のほうが、誰の顔にも「死ぬもの」と思い極めた明るささえ見えた。そこから沸り立つ強味には底知れない不屈があった。
だから味方の援軍から、密使をもって、所詮、救い難い実情を城中につたえ、
(――この上は、羽柴へ降伏して、城中五千のいのちを保つがよい)
と、元春や隆景の名をもってそれをゆるしても、宗治以下すべての者は、
(われはまだ、降伏ということを、習ってもおりませぬ。こんな時のために、日頃からわきまえていることは、一死あるのみです)
と、慨然、恩を謝して、しかもそれには従わなかった。
こうして二十日余りを頑張り通して来た或る日の朝――六月四日の朝――はるか敵地の岸辺から漕ぎよせて来る一つの小舟が城兵の眼にとまった。
武士に櫓をあやつらせ、その舟の中には、僧形の者がひとり乗っていた。これなん安国寺恵瓊であったことはいうまでもない。
恵瓊は、宗治に会った。
――切腹をすすめた。
もとよりそれはさいごの言で、それをいうまでには、
「先頃から両軍のあいだに、和睦の内談がすすめられ、愚衲がその折衝に当って、数次、羽柴方と会見しておりましたが」
と、そのいきさつを語り、またこの城の守将の一命を助けん、助け難し、とする両軍の面目問題が暗礁となって、ついに行き悩んでしまった実情をも、事こまかに話した末、