일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,758자 · 383화면

아오조라 문고

良い息子

さきに石田佐吉がいったことばの通り、梓川の渓流は、それに沿って溯っても溯っても水源らしくならなかった。却って、行くこと数里にして豁然とあたりは展け、山奥とも思われない広々した谷あいへ出た。

「あれが、かなくそ山です」

つき当りの巍峨たる一峰を指して、案内僧がひたいの汗を押し拭った頃、陽もちょうど中天、真夏の暑さは昇りつめていた。

「まだよほどあろうか」

「この辺から東草野ですが、大吉寺までは、なお二里もございましょう。何しろひと口に草野ノ庄といっても、上草野、東草野にわかれ、東西二里、南北五里というひろい谷でございますからな」

僧はまた先に立って行く。道は狭まるばかりである。この辺からは騎馬では無理というので、秀吉も扈従の家臣も徒歩になったが、そのとき、何を認めたものか、左右の者は、にわかにどよめき立って、

「敵らしいが」

と、噪ぎはじめた。

良い息子

ひとつの山陰を旋って、次の視野へ出たときなのである。――見るとなるほど、彼方の山腹にひとかたまりの兵が屯していた。向うでも驚いたとみえる。遠くこちらの一行を知るととたんに総立ちになっていた。何か指揮するような表情を示している者だの、また幾人かの兵はわらわらと何処かへ駈け散らかってゆくらしくも見えた。