후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,758자 · 383화면
「伊吹へもだいぶ逃げこんだと聞く。その阿閉勢か京極の残兵どもであろう」
秀吉の供人たちは、あり得ることとして、直ちに、隊伍の中の銃手を前に繰り出した。すぐ打敷けと命じるのだった。すると前の方では、かの道案内の二僧が、
「敵ではありません。草野ノ庄を守っている哨兵です。大吉寺から出ている見張りの衆ですから撃ってはいけません」
と、手を振りぬいて後の者を制しながら、一方、あなたの山腹へ向っても、出せるだけの声を張って、何やら手真似で意志を送っていた。
すると、山腹に屯していた兵の影は、崖をくずれ落ちる石ころのように、一斉にそこを降りはじめていた。まもなく背に小旗を差した一将が此方へ向って駈けて来る。近づくに従って味方にちがいないことが確認された。味方である。長浜の留守にのこしておいた一家臣にちがいない顔を秀吉も思い出していた。
もとより山寺である。大吉寺は大吉堂ともいい、一宇の堂と、破れはてた僧房一棟しかない。
平治の頃、義朝父子が匿れたという頃には、この山中にも、四十九院の殿舎があったと古記はつたえているが、いまは野瀬とよぶ渓流に臨むそこの小部落をあわせてもそんな戸数はなかった。