후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,758자 · 383화면
手をのばして、傅人の頤を押しやったり、膝の上に立ったりしてしまう。
当惑顔な丹波守を扶けて、玄以がうしろから何か小声であやしていると、肩越しに、その玄以の耳をひっぱった。玄以も弱って、意にまかせていると、さらに、うしろに身をかがめていた乳人が、そっと三法師の手へ色紙で折った折鶴を持たせて、玄以の耳を救った。
「…………」
列座の諸将の眸はみなこのあどけない遺孤に注がれていた。微笑をふくむもあり、暗涙をたたえるもあった。ひとり勝家は大広間いっぱいに眼を放って、「困ったもの」とつぶやきたいような渋面をつくっていた。
きょうの清洲会議の胆煎人として、また議長として、いちばん威儀儼然として、先ほどから劈頭第一の口をきろうとしているのに、人々のひとみが徒らに散っているため、その唇が、発言の機を逸して、むなしくあることが堪らない不快となっているらしかった。
勝家はついに口をきり出した。
「筑州殿」
秀吉をさしてである。
秀吉は、向う側の席から正視を向けた。勝家は強いてその顔を笑い作りながら、
「どうであろう」
と、至極、談合的にはなしかけた。
「――何といっても、まだあの通りたあいない御幼少じゃ。