일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,758자 · 383화면

아오조라 문고

「五郎左殿よ、それはまた、どういうわけでの?」

勝家は内心の忿懣を抑えながらなじった。――が、形勢ここにいたっては、秀吉との対立、もはやまぬがれ難しと肚のうちできめこんだものか、焦躁の半面に、瓶破柴田らしい傲岸不屈な体をも、わざと示していた。

多年のことだ。長秀は知っている。彼のそういう性情をよく心得ている。――でなだめるように、

「大老。お腹立てなさるなよ」

と、まず温顔を向けてから、自己の所存を述べはじめた。

「――何というても、羽柴殿は、最も先君の御意にかなっておる者ではござるまいか。右府様、御非業の節、すぐ中国より取って返し、倶に天を戴かざる無道人の光秀を討ったるは、われ人ともに、悲痛の中の面目、ありがたいことでおざった」

「…………」

勝家の面色は惨たるものに塗られた。が依然、くずれないのは、その五体もあらわしている我意一徹な線であった。

長秀はなお云いつづけた。

「あの際、大老にも、越中の陣におかれて、右府様の御最期を知るやいな、たとえ手勢は揃わずとも、飛馬に鞭をあててお上りあらば、羽柴殿とくらべては、倍にも勝る御身上、明智ごときものの二つや三つは、立ちどころに踏みつぶされたであろうものを。