후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,758자 · 383화면
「いや、途上度々、お飛脚を賜わって、かたじけない。それによって、明智方のうごきも知れ、また何よりの儀は、御両所の味方だにあればと、大いに意を強ういたして参った」
と、世辞をいった。
高山右近も中川瀬兵衛も、そんな下手な世辞にすぐころりと欣ぶほど甘くはない。聞き流して、すぐ秀吉に注意した。
「いつ大坂へ向われるか。われはともあれ、大坂表には神戸信孝様もおられ、丹羽五郎左も、貴公の来るのを待ちぬいておる」
「いや、敵のおる方角でもない大坂表へなど、いま参っておる暇はない。大坂へは、今朝すぐ使いを出しておいた」
「信孝様は、先君の第三子。貴公から出向かなければ動くまい」
「秀吉の陣門へ来いと申し上げぬ。先君の弔合戦に参会せられよと云い遣った。側には丹羽長秀もおることゆえ、常時の礼や、つまらぬこけんにこだわっておられるようなことは万あるまいと思う。かならず明日は参陣されよう」
「伊丹の池田父子は」
「これは相違なく会同する。まだ見えぬが、自分が兵庫まで来たとき、使者をよこして、此方まで誓紙をとどけて参っておる」
味方の糾合については非常な確信をもっている容子だ。わけて山陰の細川父子が、明智家とは切っても切れぬ姻戚関係にありながら、光秀の誘いを退け、却って、今も今とて、家臣の松下康之を遠くから使いによこして、