후리가나로 읽는 일본 고전
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あらじょたい
日本の文学 9 徳田秋声(一)
徳田 秋声
徳田 秋声의 日本の文学 9 徳田秋声(一)(あらじょたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 346,393자 · 692화면
九
父親も側で莨を喫いながら口小言を言った。
「人に髪を結ってもらって、今からそんな雲上を言うものじゃないよ。」と、母親も癇癪を起して、口を尖らかしてぶつぶつ言いながら、髪を引っ張っていた。
「庄ちゃんの髪の癖が悪いからだよ。」
「阿母さんに似たんだわ。」お庄もべろりと舌を出した。
その女の家は、雷門の少し手前の横町であった。店にはお庄の見とれるような物ばかり並んでいたが、そこに坐っている女の様子は、お庄の目にも、あまりいいとは思えなかった。薄い毛を銀杏返しに結って、半衿のかかった双子の上に軟かい羽織を引っかけて、体の骨張った、血の気の薄い三十七、八の大女であった。
「おや、お庄ちゃん来たの。」というような調子で、細い寝呆たような目尻に小皺を寄せた。
父親はじきに奥の方へ上って行った。奥は暗い茶の間で、畳も汚く天井も低く窮屈であったが、火鉢や茶箪笥などはつるつるしていた。そのまた奥の方に、箪笥など据えた部屋が一つ見えた。
お庄は膝へ乗っかって来る猫を気味悪がって、尻をもぞもぞさせていると、女は長火鉢の向うからじろじろ見て笑っていた。
九
父親とその女との話は、お庄には解らないようなことが多かった。