후리가나로 읽는 일본 고전
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あらじょたい
日本の文学 9 徳田秋声(一)
徳田 秋声
徳田 秋声의 日本の文学 9 徳田秋声(一)(あらじょたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 346,393자 · 692화면
六
」と小野は膝のうえで見ていた新聞紙から目を離して、「ひどく思わせぶりだな。」と生あくびをした。
「そうですね。」
「けど、まだ暮れたばかりですもの。」と他の二人も目を見合わせて、伸び上って、店口を覗いた。店は入口だけ残して、後は閉めきってある。小僧は火の気のない帳場格子の傍に坐って、懐手をしながら、コクリコクリ居睡りをしていた。時計がちょうど七時を打った。
小野と新吉とが、間もなく羽織袴を着けて坐り直した時分に、静かな宵の町をゴロゴロと腕車の響きが、遠くから聞え出した。
「ソラ来た!」
小野は新吉と顔を見合って起ち上った。他の両人も新吉も何ということなし起ち上った。
新開の暗い街を、鈍く曳いて来る腕車の音は、何となく物々しかった。
四人は店口に肩をならべ合って、暗い外を見透していた。向うの塩煎餅屋の軒明りが、暗い広い街の片側に淋しい光を投げていた。
六
新吉が胸をワクワクさせている間に、五台の腕車が、店先で梶棒を卸した。真先に飛び降りたのは、足の先ばかり白い和泉屋であった。続いて降りたのが、丸髷頭の短い首を据えて、何やら淡色の紋附を着た和泉屋の内儀さんであった。