후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
あらじょたい
日本の文学 9 徳田秋声(一)
徳田 秋声
徳田 秋声의 日本の文学 9 徳田秋声(一)(あらじょたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 346,393자 · 692화면
五十一
湯をつぐ茶碗が違ったと言って、甲高な声で泣き立てたり、寝衣を着せたのが悪いと言って拗ねたりした。
「床屋へ行って髪でも刈ってやりましょう。そしたらちっとせいせいするかも解らない。」
お銀は思いついたように、下駄をはかして正一を連れ出して行った。
五十一
旅から帰って来た時ほど、軟かい心持のいいベッドに寝かされたことは、これまで笹村になかった。前庭と中庭との間に突き出た比較的落着きのいい四畳半に宵々お銀の手で延べられる寝道具は、皆ふかふかした新しいものばかりであった。
お銀の赤い枕までも新しかった。板戸をしめた薄暗い寝室は、どうかすると蒸し暑いくらいで、笹村は綿の厚い蒲団から、時々冷や冷やした畳へ熱る体をすべりだした。
「敷の厚いのは困る。」
「そうですかね。私はどんな場合にも蒲団だけは厚くなくちゃ寝られませんよ。家でも絹蒲団の一ト組くらいは拵えておきたい。」
お銀は軟かい初毛の見える腕を延ばして、含嗽莨などをふかした。
お銀の臆病癖が一層嵩じていた。それは笹村の留守の間に、ついここから二タ筋目の通りのある店家の内儀さんが、多分その亭主の手に殺されて、血反吐を吐きながら、お銀の家の門の前にのめって死んでいたという出来事があってからであった。