일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あらじょたい

日本の文学 9 徳田秋声(一)

徳田 秋声

徳田 秋声의 日本の文学 9 徳田秋声(一)(あらじょたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 346,393자 · 692화면

아오조라 문고

十九

父親はその時二階に寝ていた。女の若い情人は、そのころ勧工場のなかへ店を出していた。

父親は山の入った博多の帯から、煙草入れを抜き出して、マッチを摺って傍で莨を喫った。お庄は髯の生えたその顎の骨の動くさまや、痩せた手容などを横目に眺めていた。

汽車の窓から、弟は姉の方へ手を拡げては泣面をかいた。

お庄は父親に、巾着のなかから、少しばかりの銀貨まで浚われて、とぼとぼとステーションを出た。

十九

お庄は日本橋の方で、ほとんどその一ト夏を過した。

その家は奥深い塗屋造りで、広い座敷の方は始終薄暗いような間取りであったが、天井に厚硝子の嵌った明り取りのある茶の間や、台所、湯殿の方は雨の降る日も明るかった。お庄はその茶の間の隅に据わった、釜の傍に番している時が多かった。

朝起きると、お庄は赤い襷をかけ、節のところの落ち窪むほどに肉づいた白い手を二の腕まで見せて塗り壁を拭いたり、床の間の見事な卓や、袋棚の蒔絵の硯箱などに絹拭巾をかけたりした。主の寝る水浅黄色の縮緬の夜着や、郡内縞の蒲団を畳みなどした。

主人は六十近い老人で、禿げた頭顱の皮膚に汚い斑点が出来ており、裸になると、曲った背骨や、尖った腰骨のあたりの肉も薄いようであったが、ここに寝泊りする夜はまれであった。