일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あらじょたい

日本の文学 9 徳田秋声(一)

徳田 秋声

徳田 秋声의 日本の文学 9 徳田秋声(一)(あらじょたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 346,393자 · 692화면

아오조라 문고

二十一

お鳥は来た晩から、洗い浚い身の上ばなしを始めた。向島の妾宅のこと、これまでに渉りあるいた家のことなども、明けッ放しに話した。

お庄は時々この女に、用事をいいつけるようになった。女は「そう」「そう」と言って、小捷く働いたが、そそくさと一ト働きすると、じきに懈そうな風をしてぺッたり坐って、円い目をパチパチさせながら、いつまでも話し込んだ。この女が平気で弁ることが、終いにはおそろしくなるようなことがあった。

お鳥は冷っこい台所の板敷きに、脹ら脛のだぶだぶした脚を投げ出して、また浅草で関係していた情人のことを言いだした。

「堅気の家なんか真実につまらない。奉公するならお茶屋よ。」

お鳥は溜息をついて、深い目色をした。

お庄も足にべとつく着物を捲しあげて、戸棚に凭れて、うっとりしていた。奥も台所の方も、ひっそりしていた。

二十一

水天宮の晩に、お鳥は奥の方へは下谷の叔母の家に行くと言って、お庄に下駄と小遣いとを借りて、裏口の方から出て行った。この女は来た時から何も持っていなかった。押入れのなかに転がした風呂敷のなかに、寝衣と着換えが二、三枚に、白粉の壜があったきりで、昼間外へ出る時は傘までお庄のをさして行くくらいであったが、金が一銭もなくても買食いだけはせずにいられなかった。