후리가나로 읽는 일본 고전
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あらじょたい
日本の文学 9 徳田秋声(一)
徳田 秋声
徳田 秋声의 日本の文学 9 徳田秋声(一)(あらじょたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 346,393자 · 692화면
お鳥と一緒にいると、お庄は自分の心までが爛れて行くように思えた。
台所ばかりを働いている田舎丸出しの越後女は、よくお鳥に拭巾と雑巾とを混合にされたり、奥からの洗濯物のなかに汚い物のついた腰巻きをつくねておかれたりするので、ぶつぶつ小言を言った。
「お前が来てから、何だかそこいらが汚くなったようだよ。」と、内儀さんは時々出て来てはそこいらに目を配った。
「私口を捜しに行くんですから、奥へは黙っていて下さいね。どこかいいところがあったら、あなたも行かないこと。」お鳥は出て行く時お庄にも勧めた。
お庄はただ笑っていたが、この女の口を聞いていると、そうした方が、何だか安易なような気もしていた。貰いのたくさんあるようなところなら、自分の手一つで、母親一人くらいは養って行けそうにも思えた。
お庄は落ち着かないような心持で、勝手口の側の鉄の棒の嵌った出窓に凭れて路次のうちを眺めていた。するうちに外はだんだん暗くなって来た。一日曇っていた空もとうとう雨になりそうで、冷たい風は向うの家の埃ふかい廂間から動いて来た。
お庄はじれったいような体を、窓から引っ込めて行くと、自分たちの荷物や、この家の我楽多の物置になっている薄暗い部屋へ入って、隅の方に出してある鏡立ての前にしゃがんだ。