일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あらじょたい

日本の文学 9 徳田秋声(一)

徳田 秋声

徳田 秋声의 日本の文学 9 徳田秋声(一)(あらじょたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 346,393자 · 692화면

아오조라 문고

六十八

その子息が、遊びに来ている時、お庄は迎えを受けて、湯島の伯母に連れられてしょうことなしに出て行った。

「あらたまった姿をして行くには及ばんで、羽織でも一枚上へ引っ被けて……。」と、母親と二人、支度でごたごたしている奥の方へ伯母が声をかけた。

子息は茶の室の火鉢のところに坐って、老母と茶を呑んでいた。撫で肩の男の後姿が、上り口の障子の腰硝子から覗くお庄の目についた。同時に振り顧った男ののっぺりした色白の細面も、ちらと目に入った。

裏口の方へ廻されたが、お庄はそこからも入り得ずにやがて逃げて帰った。

六十八

春の末に郊外のある町へ片づいて行くまで、お庄は家にぶらぶらしていた。

その町は飯田町から汽車で行って、一時間ばかりの道程であった。家は古い料理屋で、東京から西新井の薬師やお祖師様へ参詣する人たちの立ち寄って飲食する場所であったが、土地の客も少くなかった。中野の方の電信隊へ勤める将校連も、時々来ては騒いだ。

四ツ谷に縁づいている父方の従姉の家へ出入りしている男が、その家をよく知っていたところから、大蔵省へ出ている従姉の良人と叔父との間にそんな話が纏まることになった。