후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
あねがわのかっせん
日本合戦譚
菊池 寛
菊池 寛의 日本合戦譚(あねがわのかっせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 154,771자 · 313화면
滝川を渡り、西や北を目指して落ちて行った。前田利家、敗走軍を追って川の辺に来ると、鍬形打った甲の緒を締め、最上胴の鎧著けた武者一騎、大長毛の馬を流に乗入れて、静々と引退くのを見た。落付き払った武者振只者に非ずと、利家諸鐙を合せて追掛けると、彼の武者また馬の頭を返した。透間もなく切り合い火花を散して戦っているうち、利家高股を切られて馬から下へ落された。退軍の今、首一つ二つ獲った処でと思ってか、彼の武者見下したまま、再び退こうとする処に利家の家老村井又兵衛長頼、馬を飛してやって来た。主の傷つき倒れたのを介抱しようとすると、利家「敵を逃すな」と下知した。又兵衛命のままに立向うと、大変な剛の者と見えて、忽ち又兵衛の甲の鉢を半分ほども斬り割った。それで主利家と同じ様に馬から仰向けに落されたのだが、落ち際に相手の草摺に取付いて、諸共に川の中に引摺り込んだ。相手が上にのし掛ったのを、又兵衛素早く腰刀を抜いて、二刀まで刺して刎返したので、流石の剛の者も参って仕舞った。武田の弓隊長弓削某と云う者だと伝える。織田徳川勢の追撃急な上に、勝頼主従の退却も、しかも滝川に橋が沢山ないのであるから頗る危かった。