일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あねがわのかっせん

日本合戦譚

菊池 寛

菊池 寛의 日本合戦譚(あねがわのかっせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 154,771자 · 313화면

아오조라 문고

ついに朝鮮王は義州にまで落ちて来た。救援を求める使は、踵を接して北京に至る有様である。あんまり朝鮮王の逃足が早いので、一明使は朝鮮王が、日本軍の先鋒を承って居るのではないかと疑ったが、王の顔色憔悴して居るのを見て疑を晴した程である。明朝茲に於て、遼陽の一部将祖承訓に兵三千を率いしめて義州に南下し、朝鮮の部将史儒以下の二千の兵と合して、七月十六日平壌を攻撃させた。平壌を守る小西行長、宗義智、松浦鎮信、黒田長政等之を迎えて撃破した。長政の部下後藤又兵衛基次が、金の二本菖浦の指物を朝風に翻えし、大身の槍を馬上に揮ったのはこの時である。

さて朝鮮の武将史儒はこの役に死し、祖承訓は残兵を連れて遼陽に還ったが、明の朝廷へは、我軍大いに力戦して居た際に、朝鮮兵の一部隊が敵へ投降した為に戦利あらず退いた、とごまかして報告した。朝廷では、群臣をして評議せしめた。或者曰く、南方の水軍を集めて日本の虚を衝くべし。他は曰く、兵を朝鮮との国境に出して敵をして一歩も入らしむる勿れと。他は曰く講和するに如かじと。議論は色々であるが何れとも決定しない。しかし朝鮮は必争の地であり、自衛上放棄する事は出来ない。