일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あねがわのかっせん

日本合戦譚

菊池 寛

菊池 寛의 日本合戦譚(あねがわのかっせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 154,771자 · 313화면

아오조라 문고

今能く朝鮮を回復する者があったら、銀一万両を賞し伯爵を授けようと懸賞募集を行った。悪くない賞与ではあるが、誰も自信がないと見えて応ずる者が無い。そこで今度は意見書を広く募った。その中で予選に当ったのが、程鵬起が海軍をして日本を襲う策と、沈惟敬が遊説をもって退かしめる計とである。前者は行われなかったが、海軍をもって日本を衝く説は良策であったに相違ない。当時朝鮮海峡に於ても日本の水軍は屡々朝鮮の水師に敗れ、なかなかの苦戦をして居る。今若し優秀強大な艦隊が朝鮮海峡に制海権を握るならば、遠征の日本軍は後方との連絡を絶たれ、大敗したかも知れない。バルチック艦隊を日本海に撃滅して置かなかったなら、満洲に於ける日露の戦局はどうなったかわからないと同様である。朝鮮、明にとって惜しい事には、この海軍出動説はついに実現しなかった。一方の沈惟敬の説は直ちに採用されて、惟敬は遊撃将に任命された。この男はもと無頼漢であったが流れ流れて北京に来て居ったが、交友の中に嘗つて倭寇の為に擒にされ、久しく日本に住んで居た者があった。その友人から予々日本の事情を聴いて居た惟敬は、身を立つる好機至れりとして、遊説の役を買って出たのである。