후리가나로 읽는 일본 고전
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あねがわのかっせん
日本合戦譚
菊池 寛
菊池 寛의 日本合戦譚(あねがわのかっせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 154,771자 · 313화면
大阪冬の陣の媾和には、初め家康から、一、浪人赦免、二、秀頼転封の二条件を提議し、大阪方からは、一、淀君質として東下、二、諸浪人に俸禄を給するために、増封の二条件を回答した。媾和進行中に塙団右衛門が蜂須賀隊を夜襲するなどの事があって、大いに気勢を挙げ、大阪方可なり強気であったが、家康天守閣、千畳敷などを砲撃して、秀頼母子を威嚇し、結局の媾和条件は、次ぎの通りであった。
一、城中新古将士の罪を問わざるべし。
二、本丸を除き二、三の丸の濠を埋むべし。
三、淀君質となるを得ざるを以て、有楽治長質子を出すべし。
この媾和条約違反から、夏の陣が起るのであるが、惣堀だけを潰す約束であったのに、二の丸三の丸の堀まで潰したので、大阪方が憤慨したと云う説、いや初めから二の丸三の丸を潰すことを大阪方も認めていたと云う説もあって、決しがたい。濠の問題以外に、家康は大阪方の浪人を扶持するに対して「悉被二相払一」と要求したばかりか、古参の衆まで逐わしめんとしたと云う。
然し、夏の陣の開戦の直接原因は、秀頼の転封問題である。冬の陣の媾和の時に、転封問題はあったのであるが、それは増封の伴った転封であったのであろう。