일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あねがわのかっせん

日本合戦譚

菊池 寛

菊池 寛의 日本合戦譚(あねがわのかっせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 154,771자 · 313화면

아오조라 문고

其の兵七十騎を従えて、錦直垂を着用すとある。宗全雀躍して是を迎えて奉仕したと云うが、詳しい御事蹟は記録にないが、大衆文学の主人公としては、面白い存在ではないか。大衆作家も、もっと時代を溯れば、いくらでも題材はあるわけである。

とに角斯かる伝奇的な若武者が、既に遠い南朝の夢を懐いて、吉野の附近に徘徊して居たと云うことだけで、如何にも深い感興を覚えるのである。

文明四年にはそろそろ平和論が称えられて来た。

対峙すること既に六ヶ年、在京の諸将が戦いに倦んだことは想像出来るのである。加るに彼等の関心は、単に京都だけの戦闘だけではなかった。其の留守にして居る領国の騒乱鎮圧の為、兵を率いて帰国する者もあった。

元来応仁の大乱は、純粋なる利益問題でなくて、権力争奪問題の余波である。諸将が東西に分れた所以のものは、射利の目的と云うよりは寧ろ武士の義である。故に必死の死闘を試みる相手でなく、不倶戴天の仇敵でもない。和議を結んで各領国に帰ってその封土を守り、権力平均を保てば足りるのである。

これには、勝元も宗全も異議は無かった。独り悦ばぬのは赤松政則であって、それは休戦になればその拡張した領土を山名氏に還さねばならないからである。