후리가나로 읽는 일본 고전
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あねがわのかっせん
日本合戦譚
菊池 寛
菊池 寛의 日本合戦譚(あねがわのかっせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 154,771자 · 313화면
只晴賢と戦争するについて、主君の為に晴賢の無道を討つという看板を掲げ、名分を正したに過ぎない。尤も勅命を受けたことも、正史にはない。
毛利が陶と不和になった原因は、寧ろ他にあるようだ。晴賢が、義隆を殺した以後二三年間は無事に交際していたのだが、元就が攻略した尼子方の備後国江田の旗返城を陶が毛利に預けないで、江良丹後守に預けた。これ等が元就が陶に不快を感じた原因である。
そして機を見るに敏なる元就は、陶が石州の吉見正頼を攻めに行った機に乗じて、安芸の桜尾、銀山等の城を落してしまった。
その上、吉見正頼の三本松の城へ加勢を遣した。この加勢の大将は城より出で、陶方に対して高声に言うには、「毛利右馬頭元就、正頼と一味し、当城へも加勢を入れ候。加勢の大将は某なり、元就自身は、芸州神領表へ討出で、桜尾、銀山の古城を尽く攻落して、やがて山口へ攻入るべきの状、御用心これあるべし」と叫んだ。
陶はさぞ吃驚しただろう。芸州神領表というのは、その辺一帯厳島の神領であったのである。
兎に角元就は、雄志大略の武将であった。幼年時代厳島に詣で、家臣が「君を中国の主になさしめ給え」