후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
にほんだっしゅつき
日本脱出記
大杉 栄
大杉 栄의 日本脱出記(にほんだっしゅつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 76,254자 · 151화면
もっとも、四つの魔子は六つになった。それだけ利口にもなっている筈だ。そして女房は、子供をだますのは可哀そうだからと言って、よく言い聞かして、尾行の口車に乗らせないようにしようと主張した。しかし僕は利口になっているだけそれだけ安心ができないと思った。そして僕が出る日の朝、Mに連れさして、同志のLの家へ遊びにやった。そこには魔子より一つ二つ下のやはり女の子がいた。
「こんどは魔子の好きなだけ幾つ泊って来てもいいんだがね。幾つ泊る? 二つ? 三つ?」
僕は子供の頭をなでながら言った。その前に二つ泊った翌朝僕が迎いに行って、彼女が大ぶ不平だったことがあったのだ。そしてこんどもやはり、「二つ? 三つ?」と言われたのに彼女は不平だったものと見えて、ただにこにこしながら黙っていた。
「じゃ、四つ? 五つ?」
僕は重ねて聞いた。やはりにこにこしながら、首をふって、
「もっと。」
と言った。
「もっと? それじゃ幾つ?」
僕が驚いたふりをして尋ねると、彼女は左の掌の上に右の手の中指を三本置いて、
「八つ。」
と言いきった。
「そう、そんなに長い間?」
僕は彼女を抱きあげてその顔にキスした。