후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんだっしゅつき
日本脱出記
大杉 栄
大杉 栄의 日本脱出記(にほんだっしゅつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 76,254자 · 151화면
三
共産主義者だってだんだん下落して来ている。
そしてジャン君は、ひまさえあれば、シェークスピア全集の英文の安本を字引を引き引き読み耽っていた。そしてまた時々、一尺もの高さの手紙やハガキの束を引きずり出して、一人でにこにこしながら読んでいた。そのいいなずけだという、同郷ブルタニュのある百姓娘からよこした文がらなのだ。そして彼はこのいいなずけと一緒に、もとの平和な百姓の生活にはいるべく毎日日数を数えていた。
三
このジャン君と一、二度話ししている間に、もうその友達になっていた、若いロシア人の連中とも話しあうようになった。みんな少々ずつ英語を話せたのだ。
そのロシア人等は二十歳前後から二十五、六歳ぐらいまでの青年で、みなハルピンから来たのだった。そしてその年かさのものは、みな兵隊に出て、まずドイツやオーストリアの軍隊と戦い、さらにボルシェヴィキの赤衛軍と戦って、ヨーロッパ・ロシアからシベリアに、シベリアからハルピンに逃げて来て、今はあるいはドイツに、あるいはフランスにそのもとの学業を続けに行くのだった。
僕はこのロシア人等とすぐに一番いい友達になった。そして僕は、彼等のことをペチカ(ピヨトルをピヨちゃんと言うようなものだ)とか、ミンカ(ミハエル)だとか呼び、彼等もまた僕のことをマサチカ(彼等の間では僕は日本人として