후리가나로 읽는 일본 고전
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まきのとみたろうじじょでん
牧野富太郎自叙伝
牧野 富太郎
牧野 富太郎의 牧野富太郎自叙伝(まきのとみたろうじじょでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 94,045자 · 185화면
長生の意義
そこで吾人はこれら無限の原料をよく有益に消化応用する事によって、いわゆる利用厚生の実を挙げ幸福を増進する事を得るのである。
長生の意義
人間のかく幸福ならんとする事はそれは人間の要求で、またその長く生きて天命を終える事は天賦である。この天賦とこの要求とがよく一致併行してこそ、そこにはじめて人間のこの世に生まれ出て来た真の意義がある。人間は何故に長く生きていなければならぬ? また人間は何故に幸福を需むる事を切望する? の最大目的は動物でも植物でもおよそ生きとし生けるものは皆敢て変わる事はない、畢竟人間はわが人間種類すなわち Homo sapiens の系統をこの地球の滅する極わみ、何処までも絶やさないようにこれを後世に伝える事と、また長く生きていなければ人間と生まれ来た責任を果す事が出来ないから、それである期間生きている必要があるのである。
世界に生まれ出たものただわれ一人のみならば別に何の問題も起らぬが、それが二人以上になるといわゆる優勝劣敗の天則に支配せられて、お互いに譲歩せねばならぬ問題が必然的に生じて来る。この譲歩を人間社会に最も必要なものとしてその精神に基づいて建てた鉄則が道徳と法律とであって、擅ままに跋扈する優勝劣敗の自然力を調節し、強者を抑え弱者を助け、そこで過不及なく全人間の幸福を保証したもの