후리가나로 읽는 일본 고전
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まきのとみたろうじじょでん
牧野富太郎自叙伝
牧野 富太郎
牧野 富太郎의 牧野富太郎自叙伝(まきのとみたろうじじょでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 94,045자 · 185화면
自動車事故
また、ドイツの故エングラー博士、アメリカのベイリー博士などの世界的学者が、日本の植物学者に頭を下げたのは、ただ、わが牧野老先生だけだったんだからね。そんじょ、そこいらの自称学者先生とは、桁ちがいの大学者なんだ。三宅驥一博士はかつて、牧野博士のことを「百年に一度出るか出ないかの大学者」とまで折り紙をつけて激賞されたんだ。事実、博士に一目にらまれると日本のどんな地方の植物でも、それが草の切れっぱし、葉の一片はおろかなこと、あの識別のもっとも至難とされているところの、ただの芽生えがあっただけで、その植物が何科の植物で、どんな性質のものか、いっぺんで正体が暴露されてしまうというんだから、俗な表現だが、まったく天才というのほかないよ。……
自動車事故
今から七年程前になるが、大学からの帰途、街で拾った円タクで白山上を通過した時、前方から疾走してきた自動車と衝突し、大怪我をした。窓ガラスで顔を切り、ひどく出血した。直ちにハンカチで傷口を押えながら、大学病院に駈けつけて、七針か八針縫って貰った。この事故で眼をやられず、動脈をやられなかったことは幸いであった。
退院したては人相が悪かったが、思ったより早くよくなった。