후리가나로 읽는 일본 고전
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まきのとみたろうじじょでん
牧野富太郎自叙伝
牧野 富太郎
牧野 富太郎의 牧野富太郎自叙伝(まきのとみたろうじじょでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 94,045자 · 185화면
菊池大麓・杉浦重剛両先生の同情
第七集から卒先して植物に学名を附し、記載文を発表しはじめた。この第七集にはじめて学名及び記載文を附して発表した植物は「むかでらん」であった。
第七集は、明治二十四年四月に出たが、続いてどしどし刊行され、同年十月には、第十一集に達した。これらの出版は、私が民間にあってやっていたもので、全くの自費出版であった。第十二集の準備をしている時、郷里から財産整理のため、一応帰国してくれと慫慂してきたので、私は明治二十四年晩秋に高知へ帰った。
私は帰国に当たり、今度上京したら、矢田部先生と大いに学問上の問題で競争しようと決意した。矢田部先生が、常陸山であるならば、私は褌かつぎであるから、相撲としても申分のない対手だった。
菊池大麓・杉浦重剛両先生の同情
菊池大麓・杉浦重剛先生は私の同情者であって、矢田部先生の処置を不当として私に対し、非常な好意を示された。杉浦先生は、国粋主義の「日本新聞」及び「亜細亜」なる雑誌を主宰しておられたが、矢田部を敲かねばいかんといわれ、「亜細亜」誌上に牧野の『日本植物志』は矢田部のものより前から刊行されており、内容も極めて優れていると書いて、大いに私を引立ててくれた。