후리가나로 읽는 일본 고전
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まじゅつし
魔術師
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 魔術師(まじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,264자 · 280화면
真赤な猫
一方、紙切れの数字は一日一日と減って行き、「三」という字を見た時には、福田氏も二郎も、もうじっとしてはいられない、いらだたしい気持になっていた。
今度は二郎の方から勧めて警察の助力を乞うことにした。福田氏は知合いの波越警部に相談をかけた。又、玉村家の方へもこの不気味な出来事が伝わり、帰京したばかりの妙子の耳にも這入った。という訳で、明智小五郎を呼ぶことも、実は妙子の発案であり、それを波越警部が直ちに賛成したのであった。
真赤な猫
「明智探偵七時半上野駅着」の報を受けた福田家では、明智を見知った一巡査を頼んで、自動車で駅まで出迎えに行って貰った。明智の来着と同時に波越警部も福田邸へやって来る手筈になっていた。
ところが、八時頃になって、迎えの自動車は空っぽで帰って来た。巡査の報告する所によると、どうしたことか、福田家の大時計も、運転手の腕時計も、巡査の懐中時計も、揃いも揃って、十五分遅れていたのを、つい気がつかず、駅へ行って見ると、もう七時半の降車客は大半立去ったあとで、いくら探しても明智の姿はなく、止むを得ず引返して来たとのことであった。
幾つもの時計が揃って遅れていたというのには、何か特別の意味がなければならぬ。