후리가나로 읽는 일본 고전
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おばけのしょうたい
おばけの正体
井上 円了
井上 円了의 おばけの正体(おばけのしょうたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,925자 · 145화면
これ、余が世間に向かって懇望するところである。
諸君よ、余が最初妖怪研究に着手しましたは、明治十七年のことにして、爾来、材料を拾集するに十年の星霜を重ね、二十六年に至って、はじめてその研究の結果を世に公にするようになりました。すなわち『妖怪学講義』と題するものが、まさしくその結果であります。この「講義録」は元来四十八号二十四冊より成りたるも、昨年これを合綴して六大冊にいたしました。その中には四百余種の妖怪事項を集めて、これにいちいち学術上の説明を与え、古今民間に伝われる妖怪は、たいてい網羅し尽くしたつもりであります。しかるに、その全部の紙数二千六百ページに余るほどのすこぶる浩瀚の大書籍なれば、世間よくこれを通読するものいたって少ない。よって余は、ここにその研究結果の一端を摘み出だして、世人に紹介することに定めました。
世人多く、余が妖怪研究をもって、ものずきか慰みか道楽のように申すものがありますが、決してかかる次第ではありませぬ。畢竟、この一事に貴き光陰を十年以上費やせしは、深く思うところありてのことであります。かくいうと、なにやら御釈迦様を気取るようでおかしく感ずる人がありましょうけれども、余は幼少のころより、死はなにものぞ、生はなにものぞ、天災はなんのために起こり、病患はなんのために生ずるや等の問題