후리가나로 읽는 일본 고전
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おばけのしょうたい
おばけの正体
井上 円了
井上 円了의 おばけの正体(おばけのしょうたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,925자 · 145화면
第一九項 不知火の説明
海中の州に生ずるもの)。かくして、トウトウ探検を遂げて帰ったという実験談を聞いたことがある。そればかりが不知火でもあるまいけれども、かかる火も不知火として伝えているに違いないと思う。
第一九項 不知火の説明
先年、熊本県漫遊の際、八代郡長が不知火について話されたことを記憶している。郡長はたびたび不知火を実見したことがある。その後、八代の海浜にて夕日の沈まんとするとき、海中の州をなせる浅き所に双方より潮が来たりて打ち合い、これに日光が斜めに照らし込み、その波の光るありさまは不知火の状態とよく似ていた。このことより推測するに、天草洋と有明沖には海中に浅き所がある。そこへ満潮のときに双方より潮が押し寄せ来たり、互いに打ち合って光を発するのが、不知火の起こる原因であるとの説であった。
余は先年、不知火の出ずる季節に島原半島に滞在したから、一夜見物に出かけたこともあったが、そのときは見ることができなかった。しかし他人の実見談を聞くに、暗夜にして満潮の時刻に限るとのことである。これを八代郡長の説にあわせ考うるに、高潮の節、海水の互いに打ち合うときに、塩分の摩擦によりて起こる光を望んで、不知火と名づけたるものであろう。