후리가나로 읽는 일본 고전
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キリストきょうにゅうもん
キリスト教入門
矢内原 忠雄
矢内原 忠雄의 キリスト教入門(キリストきょうにゅうもん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,257자 · 234화면
このヘロデ党というのは、前にも一言したように、ローマ皇帝の庇護の下に政権を握っていたヘロデ家の一党である。イエスの生誕当時ユダヤ全国を治めていたヘロデ大王はすでに死に、今ではユダヤ、サマリヤの二地方はローマ帝国の直轄となり、ガリラヤ及びペレヤはヘロデ大王の子ヘロデ・アンチパスがその国守に任ぜられていた。国守(テトラルク)は王よりも格式の低いものであるが、ヘロデ・アンチパスは特に王と呼ばれることもあった。イエスの活動しているガリラヤ地方は、このヘロデ・アンチパスの領内であったのである。
イエスの活動の性格は政治運動ではないのだから、それは直接ヘロデ政権をおびやかすものではなかった。それにもかかわらずヘロデはイエスを恐れた。その理由の一つは、イエスにつき随う多くの群衆のゆえであろう。もしもイエスがその人気と声望を利用して群衆を政治運動に組織するならば、それはたちまちヘロデの地位をくつがえすであろう。当時ガリラヤには暴動が起こり、ローマ帝国の軍隊の派遣によって鎮圧されたこともある。イエスは決して政治運動を組織し、もしくは暴動を煽動する人ではなかったが、ヘロデはヘロデ流にイエスを恐怖したのである。