후리가나로 읽는 일본 고전
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ふれんぞくさつじんじけん
不連続殺人事件
坂口 安吾의 不連続殺人事件(ふれんぞくさつじんじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,047자 · 322화면
僕はともかく、京子は身ぶるいするだろう。それは出来ない相談だね」
「然しね、まア、もうちょッと我慢して、きいて欲しい。君にだけは、すべてを打ちあけてお話するつもりなのだから。僕の精神上の極めて雰囲気的なお伽話もあるし、それから、いささか通俗的な犯罪実話もある」
彼はポケットから一枚の封書をとりだした。
「見てごらん。こんなイタズラをしかける奴があるんだ」
ごく有りふれたレターペーパアに、次のように書いてある。
お梶さまは誰に殺されたか。
すべては一周忌に終るであろう。
憎しみも呪いも悲しみも怒りも。
巧い字じゃない。然し手蹟を隠して書いた字だろう。安物のインクを使い、シミがたくさんできている。スタンプによる発信地は、近くの町で、東京から行けば、その町で汽車を降りることになる。彼の家は更にそこから七里ほどバスで山径を走らねばならぬ。然しともかくこの田舎町は彼の村から最も近い都会であり、村人の買い物は概ねこの町を利用し、間に合せる。
「これは然し、ハイカラな文章じゃないか。ハイカラ以上に、文学的だな」
「この手紙は僕に宛てたもので、犯人を誰とも書いてないけれども、僕に宛てたところをみると、僕を犯人に当てているのかも知れないね。