후리가나로 읽는 일본 고전
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ふれんぞくさつじんじけん
不連続殺人事件
坂口 安吾의 不連続殺人事件(ふれんぞくさつじんじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,047자 · 322화면
十二 セムシ詩人はなぜ殺されたか
我々のトランクの底までみんな改めたが、例の鍵も現れてこなかった。
十二 セムシ詩人はなぜ殺されたか
連続三夜の殺人事件には大の男の我々もふるえあがって、扉に鍵をかけただけではまだ足らず、紐でまいて寝台に結びつけたり、苦心サンタン、いささか神経衰弱の気味であるが、日本間のピカ一ほどの奴まで御多聞にもれず、鍵がないからオチオチねむられず、もっぱら昼寝で間に合せている様子であった。
私は巨勢博士が火葬場から裏門までの道を時間をはかって非常に綿密にしらべているのを知っていた。ストップウォッチを持ち五日にわたって同じ道を往復していたが、一日彼の調査に同行すると、
「普通に歩いて四十分から四十五分かかるんですがね、ここに、こんな小径があるんですよ」
火葬場から裏門までの行程のちょうど真ん中ごろと思われる谷川沿いから、一尺ぐらいの小径が谷底へ降りている。ちょッと見ると径とは気がつかないような細さで、谷底へ降りると、石を伝って谷を渡り、又さらに径のコン跡も定かならぬ状態ながら、密林の奥へ曲りこんで行く。
巨勢博士に導かれて雑草を分けながらこの小径を伝って行くと、私は思わず、声をのんで凝視せざるを得なかった。