후리가나로 읽는 일본 고전
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アラスカのひょうが
中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河(アラスカのひょうが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,039자 · 248화면
自動車ならば、七分くらいで行けるところである。それで自宅と研究所との間を、往復しているだけならば、シカゴの雑沓を知らなくてすむ。事実、シカゴへ出かけるのは、一月に一度くらいで、二年間きわめて閑散なところに住んでいたわけである。
雪は今言ったように、ほとんど降らない。寒さといっても、アメリカとしては、そう寒い地域とはいえない。氷の研究にも別に有利なところではない。ミシガン湖は凍るが、それもごく岸のところだけで、全体としては、凍らない湖である。
そういうところに、どうして雪と氷の研究所をつくったか、という質問をよく受ける。私も初めちょっと不思議に思ったが、きいてみたら、よく分った。日本で雪や氷というと、北陸北海道などの雪害とか、オホーツク海の氷とかいうことを、念頭におくが、アメリカの場合は、大分スケールがちがうのである。
第一に欧洲と米洲とを北極越えの定期航空路でつなぐという問題がある。それからアラスカに石油発見の見込があり、また加奈陀の北氷洋側にウラニウムの鉱山が発見されたので、この数年来、北極圏内の開発という問題が、大きく表面に出てきた。それで雪や氷といっても、対象になるのは、北極圏内の雪や氷なのである。