후리가나로 읽는 일본 고전
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アラスカのひょうが
中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河(アラスカのひょうが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,039자 · 248화면
黒い月の世界へ
黒い月の世界というのがいちばんあたっているであろう。
黒い月の世界へ
十二月の二日に羽田を立ち、五日にハワイ島の主都ヒロへ着いた。そして七日に約一トンの機材を、二台の大型ジープに積みこんで、マウナ・ロア登攀の途についた。ヒロから二十マイル、高度五千フィートのところに、クラニという監獄があり、これが人間の住んでいる最終地点である。クラニを出て三マイルも行くと、俄然景観が一変して、熔岩地帯にはいる。見わたす限りの黒い熔岩の原である。その第一歩で、思わず口をでたのは、「黒い月の世界」という言葉であった。
この黒い月の世界の中に、あんがいによい道路が、ずっと続いている。熔岩を粉砕して、圧し固めただけの道路であるが、日本の田舎道よりはよい。ただところどころに、傾斜のかなり急なところがあるので、四輪駆動でないと無理である。
この山の熔岩は、大別して、二種類に分けられる。一つは「パホエホエ」と呼ばれ、いま一つは「アア」という。ともに原住民カナカの言葉である。パホエホエは、表面がガラス状に光った熔岩で、水飴が流れる途中、そのまま固まったと思えばよい。たいてい表面に縄状の縞模様があって、固化する直前の熔岩の流れ方をはっきり示している。