후리가나로 읽는 일본 고전
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アラスカのひょうが
中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河(アラスカのひょうが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,039자 · 248화면
ことは到底出来ないというのである。なるほど夜行列車の危険は匪賊ばかりとは限らないのだと知って、皆で苦笑した。
汽車はこのあたりから、内淵川流域のツンドラ地帯にかかる。
車窓から見たツンドラの広原は、非常に清らかな感じのものであった。この感じは、その後ツンドラの中へ踏み入ってみて、益々深められたのであるが、実に意外であった。見渡す限りの平坦な草原は、濃い橙黄色を基調として、ところどころに茶褐色と白緑との斑点が、ぼかし染めに染め出されていた。茶褐色のところは、阿寒の国立公園で珍重されているいそつつじの灌木の叢であり、白緑の色はみずごけが毛氈のようにふくらみ茂っているところである。その間にグイ松のかなり大きい立木が、ツンドラの絨毯をつきぬけたように、乱立して無雑作に立っていた。そのグイ松のほとんど全部が、立枯れの木であって、樹皮はもういつの昔かにとれてしまって、灰色にしゃれた木の骨だけが立っていた。中には風雨に倒されて、ツンドラの草原の中に、半ば埋れて横たわっているものもあった。
これらの立ち枯れのグイ松たちは、いつかの樺太の全山を襲った松毛虫の被害の名残りだということである。