후리가나로 읽는 일본 고전
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アラスカのひょうが
中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河(アラスカのひょうが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,039자 · 248화면
遠くから見た時には、一望平滑の土地とのみ思いこんでいたが、きてみると、僅かばかりの軟いふくらみの連続になっていた。それはみずごけやすぎごけが団阜状に堆積しながら生長するために出来たものらしい。その上を歩くとふかふかと柔くしずんで、ちょうど厚い蒲団の上を歩くのと同じ感じである。それは正に綿の上を歩くのと同じはずである。案内の人がツンドラの表層を深さ二尺くらいに掘り起して見せてくれた。それはほとんど長くのびたみずごけばかりの集積で、その一本を見ると、下の方は勿論遺骸であって、白く晒された繊維になっていた。そしてその上端だけが薄緑に生きていた。ある京都の商人がこのツンドラの表層の綺麗なところだけを集めて、脱脂綿の代用品として売り出しているという話であるが、それだと、文字通りに数尺もつみ上げた脱脂綿の上を歩いているわけである。
薄緑のみずごけの毛氈の上には、ところどころに丈けひくいいそつつじと木フレップとが、入り乱れて生えている。木フレップというのは、こけももの一種で、ちょうどこの時期には、丸い真赤な実を沢山つけていた。それにところどころにまじるすぎごけの団阜が、藍白の生毛を見せていた。