후리가나로 읽는 일본 고전
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アラスカのひょうが
中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河(アラスカのひょうが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,039자 · 248화면
その影と光との境のところに、チャーチ博士が、帽子も冠らずに、立っておられた。不思議なもので、写真すら一度も見たことがないのに、すぐそれと分った。ただ一つ意外だったことはチャーチ博士の年齢であって、『老齢学』でもちょっと書いたように、今年アメリカ流の八十二歳であった。
リノ滞在一週間のうち、ネバダ山脈中の雪研究所を訪ねた二日を除いては、毎日のように、暇さえあれば、チャーチ博士の研究室でぶらぶらしていた。そしていろいろ話を聞いているうちに、初めは冗談かと思ったくらいの珍しい事実を知った。というのは、チャーチ博士は、現在は世界的に「積雪水量測定の父」と呼ばれているが、ネバダ大学では、美術史の教授であったというのである。
ミシガン大学卒業後、独逸へ行き、ミュンヘンとハイデルベルクとで、ラテン語とギリシァ語とを研究し、それで学位をとったというのが、チャーチ博士の前身である。それから一八九八年、私が生まれるより二年前に、このネバダ大学へ、ラテン語の教授として迎えられた。ついで美術史を担当することになって、それ以来ずっと、建築、絵画、彫刻の歴史を講義していたのである。