후리가나로 읽는 일본 고전
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アラスカのひょうが
中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河(アラスカのひょうが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,039자 · 248화면
ドンナー峠を越して、公路からちょっとはいったところに、その研究所がある。公路からちょっとはずれると、急に景色は、深山の模様を呈する。全然人手がはいっていないのだから、当然のことである。大きい椴松の原始林の中にあるちょっとした開け地に、研究所の建物と、研究員の住宅とが、全く人里離れて立っている。
研究所の主任は、大学で実験物理学を専攻したという理学士のハンセン君である。そして唯一人の若い助手と二人きりで、この研究所をあずかっているという。ハンセン君は、すぐ近くの住宅で、夫人と愛児と三人で住み、助手の人はただ一人で、この研究所に泊っているのだそうである。
今日はちょうど私が来たので、その助手の人は、サクラメントへ買物に行くから、一人で勝手に研究所で寝てくれという。二百マイル近くも離れているところを、まるで隣村みたような話をするのもいかにもアメリカらしい。
研究所は二階建で、下が研究室になり、二階が寝室及び居間になっている。研究室の方は、気象要素の観測は全部自記式になっているので、壁にいかめしい器械が一杯とりつけてある。日常の観測は、ほとんど手をかけないで出来るようになっている。