일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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アラスカのひょうが

中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河(アラスカのひょうが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,039자 · 248화면

아오조라 문고

そのうち五か所くらいが、同時に気象観測地点になっていた。

この盆地の景色は、さらに人界を離れたものであった。住人はもちろんなく、耕地もない。高山植物の美しく咲き揃った斜面を、ジープは道のないところをどんどん昇り降りする。ところどころに椴松の疎林が、寒々として聳えている。

この盆地の中の一地点で、ハンセン君は、積雪水量の遠隔測定を、人工放射能を使ってやるという珍しい実験をしていた。地面の上に、コバルト六十番の人工放射性同位元素を設置し、その上の高いところに、ガイガー計数管をおいた装置である。コバルトから出る百十万電子ボルトのガムマ線が、積雪のために吸収される割合を測って、積雪水量を出すという方法である。如何にもそれは可能のことで、この冬の予備的実験でも、十分信頼し得る結果が出たという。それが実用化すれば、研究所に座っていて、各地点の積雪水量が、刻々に分ることになる。

実験の巧みさももちろんであるが、それよりもこの仙界のような土地で、人工放射性元素や、ガイガー計数管を見ることの方が、余計に強い印象となって、私の頭の中に残った。

附記

最近の手紙で、このハンセン君がミネアポリスにあるミネソタ大学の方へ移ったという通知を受けた。