일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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アラスカのひょうが

中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河(アラスカのひょうが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,039자 · 248화면

아오조라 문고

こういう凍土の底から水が得られるのは不思議であるが、実際には真冬でもこんこんと清水の湧く泉があるそうである。しかも意外なことには、夏の間は泉も何もない処に、冬になると水が湧いてくるのである。零下三十度ないし四十度という気温の所に湧き出る水は、外へ出た途端に凍ることは勿論である。それで泉の上には氷の山が出来て、それがだんだん拡がってくると、鉄道線路がその氷の山に圧されて困ることがあるそうである。

黒河に大分近くなった頃、運よくちょうどそういう現場が、線路のすぐ側にあった。「ここは毎年そいつに苛められる処なんだ」というTの説明に、慌てて窓硝子の曇りを拭ってみると、本当に車窓のすぐ前にその幻境のような景色が現われ出たのである。

汽車はいつの間にか丘陵地帯にはいったと見えて、車窓の近くに低いなだらかな丘がつづいていた。そして妙な枝振りの木立が丘の上に並んでいた。その丘の麓に泉源があるらしく、青く透明な氷の大きい塊が累々と重り合って、大宮殿のような氷の山となり、それが次第に線路へ押し寄せてきている。先鋒はもう盛土路盤の根元まで達しているらしい。この氷の大宮殿は、一面に薄い粉雪のヴェールに蔽われているが、所々に露出した氷の大角柱をすかして、内部は真蒼に暗く静まりかえっている。