후리가나로 읽는 일본 고전
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アラスカのひょうが
中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河(アラスカのひょうが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,039자 · 248화면
音も動きも無い世界
ここでは、天頂近くに見られる巻雲は、かなり距離が近いので、細かい構造がよく見え、その動きも速い。したがって、微速度は、一秒二こまくらいに低める。いずれにしても、二万フィートから三万フィート近い高空の気流の動きや、夜から昼への移り変りに伴うその変化を、映画では、一時間を一分間か二分間に縮めて見られるのであるから、まことにたのしい話である。
音も動きも無い世界
ところでこの微速度撮影のほかに、今ひとつ菅谷君が、その威力を発揮すべき場面がある。それは、観測所から山頂小屋までの悪路の征服と、山頂小屋の整備とである。この二つの基地は、高度差は二千三百フィートしかないが、距離にしては、八・九マイルある。この八・九マイルは、熔岩の岩原の上に、ブルドーザーを一度通した程度の道で、大型ジープでも、並みたいていの腕では征服できない。とくにアアを砕いた砂利道で急勾配のところが、いちばんの難所である。いわば軽石の砂利であるから、いちどスリップを始めると、いくら馬力をかけても、車輪がどんどんめりこむだけである。まあ雪道と思えば間違いない。スリップを始めると、四輪ともに最低のギアにして、思い切りアクセルを踏んで、ハンドルを左右に繰り返し切りかえる。