일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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アラスカのひょうが

中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河(アラスカのひょうが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,039자 · 248화면

아오조라 문고

見渡すかぎりは、四方とも真黒の熔岩の岩原で、いちばん近い隣家は、二十マイル下のクラニ監獄である。因果なことには、風もない快晴の日で、空には雲一つない。マウナ・ケアは相かわらず美しい山容を見せて、沈黙の世界に聳え立っている。音もなく動きもないこの死の世界に、われわれ二人だけが取り残された恰好である。車を捨てて、歩いて帰るにしても、一万二千フィートのところでは、私の息がつづかない。菅谷君のほうは、その後観測所から山頂小屋まで、三回も歩いて往復したくらいの猛者であるから、あまり慌てない。しかし足手まといがあっては、まことに閉口であろう!

とうとう無電器のご厄介になって、観測所の荘田君を呼びだすことにした。さいわい連絡がとれたので、観測所からヒロの気象台へ、無電で救援を頼んでくれた。しかしヒロからやってくるのはたいへんなので、隣家のクラニ監獄から、救援にきてくれることになった。この連絡が大騒ぎなのである。まず気象台から、ヒロの警察へ市街電話で連絡する。警察とクラニ監獄との間には、別の無電がある。この三段の連絡がうまくとれて、クラニの監獄から、救けにきてくれる手配がついたと、ウォーキー・トーキーが伝えてきた時には、やれやれと思った。