후리가나로 읽는 일본 고전
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けんのよんくんし
剣の四君子・日本名婦伝
吉川 英治
吉川 英治의 剣の四君子・日本名婦伝(けんのよんくんし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 150,635자 · 306화면
そこの小さい教会の一つでは、毎年、七月十六日の夕方から、美しい花と灯とを聖壇に飾って、ガラシヤ祭を催した。
美剣を吊るし、胸に十字架をかけた太守が、その夕方にはきっと、祭壇の前に現われた。そして附近の汚い老媼や、潮臭い漁師の子らが、菓子をもらうため、太守のまわりに蠅のようにたかって来ても、太守はうるさいとも無礼だとも咎めなかった。そして祈祷がすむと、黙々と、供の列や塗駕籠の待っている海辺の松並木まで、在りし日の人を胸に思いながら歩いて帰ることも極っていた。
――何ともいえない淋しさと、追憶の美しさに耽りながら。