후리가나로 읽는 일본 고전
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けんのよんくんし
剣の四君子・日本名婦伝
吉川 英治
吉川 英治의 剣の四君子・日本名婦伝(けんのよんくんし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 150,635자 · 306화면
胤栄どの在院なればお目にかかりたいが」
取次の法師の無礼を咎めないのみか、宗厳は、丁寧すぎるくらい、慇懃に云った。
しかも彼の気持は、極めて自然であった。
これへ来るまでのあいだに、宗厳の心は、自分が柳生城の主であるというような日頃の習慣や気位はとうに振りすてていた。道を求めて熄まないものだけが胸を占めていた。同時に身は出家にひとしい謙虚になっていた。
「あっ、宗厳様で」
突っ立っていた法師は、あわてて畏まった。知らぬがための非礼をくどく詫びて、舞い込むように奥へかくれた。
「どうなされたのです」
代って、胤栄が笑いながら姿を見せた。親しいうちにも、貴人を迎える如く鄭重に、自身案内に立って、宝蔵院の一間に招じた。
「寔に唐突だが、当寺の客、伊勢守どのには、まだ御逗留であろうか」
「御滞在でござるが、何か……?」
「されば、貴僧を通じて、お願いの儀があって参ったが」
「先日、伊勢どのから足を運ばれて、もう御昵懇のあいだだから、何も御遠慮には及びますまい。――御自身、おはなしなされてはどうです」
「いや一応、御内意を質して欲しい」
「よほど何か重大な儀でも」
「されば。