일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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けんなんじょなん

剣難女難

吉川 英治

吉川 英治의 剣難女難(けんなんじょなん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 243,807자 · 482화면

아오조라 문고

しかし、その結果は、意外な嵐に敵も味方も見定めがつかず、船も散り散りに押し離されて、遂に与兵衛を討ち洩らしてしまった。

生不動の身内では、利助が金井一角に斬り斃された他は、百介も駒吉も薄傷を負っただけだったが、大切な預り人春日新九郎一名が、その夜以来、まったく消息が知れなかった。

「親分、心配したものじゃありません。新九郎様から、この通り飛脚がめえりました」

「なに新九郎様から?」

今も今とて、それに胸をふさがれていた生不動与兵衛は、駒吉が持ってきた書状を、取る手遅しと裏をかえして見ると、春日の姓だけは同じだが下の名が違っている。

「はてな?」

と所書から読み直して見ると、

「丹州福知山在、如意輪寺境内月巣庵、春日重蔵」

と明らかに認めてあった。

「間抜けめ、これはかねてお噂に聞いていた、新九郎様のお兄上、重蔵様から来たお手紙じゃねえか。そそッかしいにも程があらあ」

「済みませんでした。わっしも新九郎様のことが、胸先に引ッかかっていたもんですから春日という字だけを見た途端に、てッきりと思い込んでしまったんです。そして親分、その手紙は何でごぜえましょうね」

「さあ、これも新九郎様の宛名になってるから、滅多に封を切るこたあならねえ」