후리가나로 읽는 일본 고전
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よしだしょういん
吉田松陰
徳富 蘇峰
徳富 蘇峰의 吉田松陰(よしだしょういん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 135,622자 · 269화면
臥すもの起ち、起つもの奔る、天下動乱の機は既に熟したるなり。
統一せられたる政権は無意識的に分配せられたり。看よ、天下の大権を隻手に集めたる幕府は、今や余儀なくも、これを朝廷と諸侯とに分配せり。外交の事迫るや、その出来事を朝廷に奏聞せり、奏聞するは則ち勅裁を仰ぐの漸なり。和戦の議を諸侯に諮れり、諸侯に諮るは、諸侯に左右せらるるの階梯なり。而して朝廷の議も、諸侯の論も、みな彼の智勇弁力の徒が、その間に周旋煽揚したるに外ならず。ここにおいてか政権は沈黙の中に受授せられたり、社会は冥暗の中に革命せられたり。人は伏見、鳥羽の砲火によりて、革命の業行われたりという。焉んぞ知らん、その十五年前において、幕府は既に精神的自殺をなし遂げたるを。「外よりは手もつけられぬ要害を、内よりやぶる栗のいがかな」。幕府は倒れり、さらに誰を咎むべき。
徳川幕府の創業者の遺訓に曰く、「越方行末を思い新法を立て、家を新しくする勿れ、無調法なりとも、予が立置きたる家法を失い給うべからずと申すべし」と。然れども彼が夢想せざりし新要素は、政治の大難題となりて現われ出でたり。内に対しては幕府の制度は、随分便利なきにあらざれども、外に対してはこれほど面倒なるものはあらず。