일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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よしだしょういん

吉田松陰

徳富 蘇峰

徳富 蘇峰의 吉田松陰(よしだしょういん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 135,622자 · 269화면

아오조라 문고

彼の寓室は階上に在り、家偶ま火を失す。彼泰然としてその机を階下に投じ、復た自個の所有に係る書籍、調具を顧りみず、藩主恩賜の『孫子』さえも焼燼に帰せしめ、一意以て寓家の什器を救わんとせり。彼が殉公の心に厚き、自からその素養の存する所を見るべし。

彼は実に杉氏家庭の児なり。その義勇、公に殉ずる公共心、その尊王敵愾の志気、その至誠にして自から欺かざる精神、みな荒村老屋の中に磅したる家庭の感化中より得来りたるを疑うべからず。

〔註〕松陰の父百合之助常道、恬斎と号す、家貧にして勤倹の家風の中に成長せり。六歳の時、父(即ち松陰の祖父七兵衛常徳)十年ばかり江戸在勤を命ぜられ、母親の手ひとつに育てられ、自然幼少より家事の手伝などして、ますます勤倹の風を養成せり。

その父常徳また勤倹の武士にて、かつ読書を好み、江戸在番中しばしば国許の子供のために書を下せり。曾て『五経図解』を下せし時常道は喜びに堪えず、爾後生涯この書を坐右に置き当時の喜を回顧せり。

二十一歳、父死して相続す。

家貧にして専ら農業をつとめたり、然もその読書を嗜むの深き、米舂く時はスガリ木に棚を架し、これに書を載せて米を舂き舂きこれを読み、畑に出でても畦の草の上に置きて、隙さえあれば即ち読めり。