일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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よあけまえ

夜明け前

島崎 藤村

島崎 藤村의 夜明け前(よあけまえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 205,629자 · 408화면

아오조라 문고

村方の財政や山林田地のことなぞに干渉されないで済む通行である。福島勘定所の奉行を迎えるとか、木曾山一帯を支配する尾張藩の材木方を迎えるとかいう日になると、ただの送り迎えや継立てだけではなかなか済まされなかった。

多感な光景が街道にひらけることもある。文政九年の十二月に、黒川村の百姓が牢舎御免ということで、美濃境まで追放を命ぜられたことがある。二十二人の人数が宿籠で、朝の五つ時に馬籠へ着いた。師走ももう年の暮れに近い冬の日だ。その時も、吉左衛門は金兵衛と一緒に雪の中を奔走して、村の二軒の旅籠屋で昼じたくをさせるから国境へ見送るまでの世話をした。もっとも、福島からは四人の足軽が付き添って来たが、二十二人ともに残らず腰繩手錠であった。

五十余年の生涯の中で、この吉左衛門らが記憶に残る大通行と言えば、尾張藩主の遺骸がこの街道を通った時のことにとどめをさす。藩主は江戸で亡くなって、その領地にあたる木曾谷を輿で運ばれて行った。福島の代官、山村氏から言えば、木曾谷中の行政上の支配権だけをこの名古屋の大領主から託されているわけだ。吉左衛門らは二人の主人をいただいていることになるので、名古屋城の藩主を尾州の殿と呼び、その配下にある山村氏を福島の旦那様と呼んで、「殿様」