후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠1
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠1(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,314자 · 398화면
「おお、そんなことも」
女は様子ありげな七兵衛の風情を見比べて、なんと思ったか、急に打消して、
「そんなお方も存じませぬわいな」
「それは困った」
七兵衛はやや当惑の色。女はそれを見て、いくらか気の毒の念を催したものと見え、
「お前さん、太夫様に会いたいとならば会うようにしてお会いなされ、ただいまは揚屋入りでお留守じゃ、あとで伝えておきましょう」
「はい、それでは後刻また伺いまする……それからあの、ただいま、太夫様に会うには会うようにして会えとおっしゃいましたが、それはどう致したらよろしゅうございましょう」
「それは、こんなところでなく、あちらに宏大な揚屋というものや、お茶屋さんというものがありますから、そこで聞いてごらん」
「関東から上ったばかりでございますから、トンと何もかも存じませぬ、失礼を致しました。それでは、もう一応あちらで聞き直しました上で、また後刻お伺い致しまする」
こう言って、七兵衛は丁寧にお辞儀をして木津屋の前をいったん立ち去ろうとすると、道筋を、こちらへ、揚屋から帰る太夫の一行があります。
太夫の道中も島原がはじめ。道中とは太夫が館と揚屋との間を歩く間のこと。