후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ことうのおに
孤島の鬼
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 孤島の鬼(ことうのおに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 181,795자 · 359화면
彼の理論は偽りにしては余りに誠しやかであったから。
「若しそれが本当ならば僕はお詫びしますけれど」私は非常に極りの悪いのを我慢して云った。「でも、あなたは全くそんな探偵みたいなことをやったのですか。そして何か分ったのですか」
「エエ、分ったのです」諸戸はやや誇らしげであった。「若し僕の想像が誤っていなかったら、僕は犯人を知っているのです。いつだって警察につき出すことが出来るのです。ただ残念なことには、彼がどういう訳で、あの二重の殺人を犯したかが、全く不明ですけれど」
「エ、二重の殺人ですって」私は極りの悪さも忘れて、驚いて聞返した。「ではやっぱり、深山木さんの下手人も、同一人物だったのですか」
「そうだと思うのです。若し僕の考え通りだったら、実に前代未聞の奇怪事です。この世の出来事とは思えない位です」
「では聞かせて下さい。そいつはどうしてあの出入口のない密閉された家の中へ忍込むことが出来たのです。どうしてあの群衆の中で、誰にも姿を見とがめられず、人を殺すことが出来たのです」
「アア、本当に恐ろしいことです。常識で考えては全く不可能な犯罪が、易々と犯されたという事が、この事件の最も戦慄すべき点なのです。