일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ことうのおに

孤島の鬼

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 孤島の鬼(ことうのおに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 181,795자 · 359화면

아오조라 문고

様にして置いて、何食わぬ顔で、そのまま自宅に立帰ったのである。(だが、この私の即興的な――内心いささか得意であった隠し場所が、決して安全なものでなかったことが、あとで分った)

それから翌日のお昼頃、私が諸戸を訪問するまで、別段のお話もない。その間を利用して、一寸変った書き方をして、私が直接見聞したことではないけれど、ずっと後になって、本人の口から聞知った所の、北川という刑事巡査の苦心談を、ここにはさんで置くことにする。時間的にも、丁度この辺の所で、起った出来事なのだから。

北川氏は先日の友之助殺しに関係した池袋署の刑事であったが、他の警察官達とは少しばかり違った考え方をする男であったから、この事件に対する諸戸の意見をも真に受けた程で、署長の許しを乞い、警視庁の人達さえ手を引いてしまったあとまでも、根気よく尾崎曲馬団(例の鶯谷に興行していた友之助の曲馬団のこと)のあとをつけ廻して、困難な探偵を続けていた。

その時分尾崎曲馬団は、逃げる様に鶯谷を打上げて、遠方の静岡県のある町で興行していたが、北川刑事は、殆ど曲馬団と一緒に、その地へ出張して、みすぼらしい労働者に風を変えて、もう一週間ばかりも、探索に従事していた。