일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ことうのおに

孤島の鬼

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 孤島の鬼(ことうのおに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 181,795자 · 359화면

아오조라 문고

その奥から流れ出した格好をしている。こんな不思議なことはない、恐らく奥の知れない洞穴の中に、魔性のものが住んでいて、人身御供を欲しがるのだろうという伝説さえある位で、魔の淵という名前も、そんな所から起ったのではあるまいかということであった。

老漁夫は語り終って、

「それでのんし、こんな廻り道をして、なるだけ穴のそばを通らぬ様にしますのじゃ。旦那方も、魔物に魅入られぬ様にのんし、気をつけんといかんな」

と、気味の悪い注意をしてくれた。だが、私達はそれを、何気なく聞流してしまった。後日、この老漁夫の物語を思出して、ギョッとしなければならぬ様な場合があろうとは、まさか想像しなかったのである。

話している間に、舟は島の一隅の一寸した入江になった所に這入っていた。その部分丈け、岸は一間位の低さになって、天然の岩に刻んだ石段が、形ばかりの舟着場になっていた。

見ると、入江の中には五十噸位に見える伝馬の親方みたいな帆かけ船が繋いであり、外にも、汚い小舟が二三見えたが、人間は一人もいなかった。

私達は上陸すると、老漁夫を帰して、一種異様の感じに胸躍らせながら、ダラダラ坂を登って行った。